資産形成ハンドブックライフプラン&お金の計算ツール
USER GUIDE / 使い方マニュアル

ライフプランシミュレーター
はじめての使い方ガイド

将来のお金の流れを「見える化」して、住宅・教育・老後の不安を数字で確かめるためのツールです。専門知識がなくても、サンプルを動かしながら自分のプランを作れます。

📘 対象:はじめて使う方 🕒 まずは5分で体験できます 🏢 株式会社ウェルスペント「資産形成ハンドブック」 🔄 v168 対応

💡 ヒント:このページはそのまま印刷/PDF保存できます(ブラウザの「印刷」→「PDFに保存」)。目次の番号をタップすると各章へ移動します。

SECTION 01

このツールでできること

今の収入・支出・資産を入力すると、これから先の「年間収支」と「資産残高」が1年ごとにグラフと表で表示されます。

📈

将来のお金を予測

毎年の収入と支出の差、そして預貯金・投資資産・不動産などの残高が、将来にわたってどう変わるかがわかります。

🏠

大きな決断を試せる

住宅購入と賃貸、繰上返済、教育費、リタイア時期などを変えて、「お金が尽きないか」を事前に確認できます。

🔀

プランを比較できる

「持ち家」と「賃貸」など複数のシナリオを保存して並べ、結果の違いを見比べられます。

🎯

取り崩しも設計

老後に資産をどう取り崩すか、目標とする預貯金額をもとに自動で計算できます。

🗓️

出来事を年表で確認

入学・卒業、退職金、年金開始、ローン完済などが起きる年を「ライフイベント年表」で時系列に並べます。

📄

PDFで保存・共有

入力条件と結果をPDFに出力。ご家族や専門家との相談資料として使えます。

🧪

前提の「脆さ」を確認

利回りや寿命の前提を少し動かすと結果がどれだけ変わるかを感度分析で把握できます。

🧭

「何をすれば足りるか」がわかる

資金が足りない見通しのときは、生活費をいくら減らせば・何年長く働けば足りるかを自動で逆算。「もし暮らし方を変えたら?」では、生活費・就労・年金・積立などの変え方を同じ土俵で並べられます。足りている場合は、余裕をどこまで使えるかも確かめられます。

ℹ️

金額の単位はすべて「万円」です。年齢や金額を変更すると、グラフと表はその場ですぐに更新されます。何度でも気軽に試してみてください。

SECTION 02

まずは3ステップで体験

最初から自分の数字を入れる必要はありません。サンプルを動かして、全体の流れをつかむのが近道です。

サンプルを読み込む

画面上部の「はじめる」の行にある ▶ サンプルデータを入力 を押します。42歳・会社員・配偶者あり・子ども2人のモデルケースが入り、グラフと表が一気に表示されます。まずはこの状態で全体像を眺めてみましょう。

自分の数字に置き換える

「本人」の年齢や収入から順に、自分の状況へ書き換えます。すべて埋める必要はありません。まずは 本人の年齢・手取り収入・基本生活費・現在の預貯金 の4つだけでも十分に形になります。

どこから手をつけるか迷うときは 🧭 はじめての方向け 入力ガイド を使うと、質問に答えていくだけで主要項目がひととおり入ります(入力ガイドを完了すると、それまでの入力は上書きされます)。

グラフと表で確認する

結果エリアのいちばん上に、試算の結論が1文で表示されます。「いまの前提では、54歳(2038年)に金融資産がいちばん少なくなり525万円まで減ります。その後いったん2,724万円(62歳・2046年)まで回復しますが、そこからは再び減り続け、期間末には681万円になる見通しです」といった具合です。その下に4枚のカード(収支が赤字になる時期/金融資産の最低値/預貯金が底をつく年/金融資産が底をつく年)が並び、さらに下に2つのグラフと一覧表が続きます。気になったら数字を調整して、また結果を見る——この繰り返しがライフプランづくりです。

うまくいかなくなったら、いつでも ▶ サンプルデータを入力 でやり直せます。入力を全部消したいときは ✕ クリア を使います。

慣れてきたら:次の一歩

基本操作に慣れたら、「目標預貯金額」で老後の取り崩しを設計したり、便利な機能の「シナリオ比較」で複数プランを見比べたり、「PDF出力」で資料化したりと、できることが広がります。

SECTION 03

画面の構成

画面は大きく「入力エリア(上・前半)」と「結果エリア(下・後半)」に分かれています。

① 入力エリア

本人・配偶者の収入、子どもの教育費、生活費、住まい、保険、現在の資産、ライフイベントなどを入力します。各項目の見出しの横にある ? マークにマウスを乗せる(スマホはタップ)と、その項目の説明が表示されます。同時に開くのは1つだけで、もう一度タップするか、Escキー、画面のほかの場所をタップすると閉じます。説明が長い項目は、吹き出しの中を上下にスクロールできます。

② 結果エリア

結果エリアの先頭には 試算結果 の見出しと 🖨️ PDF出力 ボタンがあります(何も入力していないあいだは表示されません)。その下に、試算の結論を1文で述べる財務チェックパネル2つのグラフ(年間収支の推移/資産残高の推移)、ライフイベント年表1年ごとの一覧表(家計の推移表)が並び、さらに下へ進むと足りない分を埋めるには(見直しの目安)(足りているときは「余裕の目安」)、もし暮らし方を変えたら?もし前提が外れたら?(感度分析)シナリオ比較が続きます。金融資産が底をつく試算のときは、財務チェックパネルの末尾に「▼ 足りない分を埋めるには(見直しの目安)を見る」のリンクが出て、押すとその場所へ移動します。

ℹ️

下のほうに並ぶ2つのパネルは対になっています。「もし暮らし方を変えたら?」=自分で決められること(生活費・働き方・年金の受け取り方・積立など)、「もし前提が外れたら?」=自分では決められないこと(利回り・物価・寿命)です。

③ 画面上部(2段)

1段目は「はじめる」の行です。左から 🧭 はじめての方向け 入力ガイド ▶ サンプルデータを入力 ✕ クリア の3つ(使いはじめる操作)、縦の区切り線をはさんで ⚡ クイックスタート 📖 使い方マニュアル 文字の大きさ(標準/大)(使う前に見るもの)が並びます。文字が小さいと感じるときは「大」を選んでください。画面全体とこのあとの入力ガイドの文字が大きくなります。

2段目はこの試算の設定・保存・共有をまとめたツールバーです。左から 📅 期間(シミュレーション期間の選択)、🔗 共有URLを発行💾 シナリオ一時保存・比較 ▸🕑 年を進める ▸ の順に並びます。

💡

「▸」が付いたボタンを押すと、その機能がツールバーのすぐ下に開きます。開くのは常に1つだけで、別のボタンを押すと前に開いていたものは自動で閉じます。画面が何段にも積み上がらないようにするためです。

⚙️

多くの項目には + 期間を追加 ボタンがあります。「50代で収入が下がる」「子どもの独立後に生活費が減る」など、年齢ごとに金額が変わる場合は期間を分けて入力すると精度が上がります。

SECTION 04

入力項目ガイド

各入力欄に何を入れればよいかをまとめました。必要なところから埋めていけば大丈夫です。

⚠️

収入は「手取り」で入力します。税金(所得税・住民税)や社会保険料を差し引いた、実際に使える金額(可処分所得)のことです。額面ではない点にご注意ください。

4-1. 本人・配偶者の収入

「本人」の欄から入力します。配偶者がいる場合は + 配偶者を追加 で同様の欄が増えます。

🔗

手取り額が分からないときは、各欄の中にある 給与の手取り額を計算する ↗ 年金の手取り額を計算する ↗ 退職金の手取り額を計算する ↗ を押すと、資産形成ハンドブックの計算ツールが別のタブで開きます。求めた金額をこの欄に書き写してください(このページの入力は消えません)。同じしくみで、基本生活費には 年間の生活費を洗い出す ↗、住宅ローンには 金利が上がっても大丈夫か試す ↗ 繰上返済と投資のどちらが得か比べる ↗ の入口があります。

給与収入(手取り)期間別

税金・社会保険料を引いた、手元に入る金額です。財形貯蓄・団体保険・持株会など給与天引きがある場合、銀行への振込額とは異なるのでご注意ください。「変動率%」は昇給などによる年あたりの増減の目安(一般に0〜4%、横ばいなら0%、役職定年後の減少はマイナスも可)。大きく変わる場合は変動率ではなく 期間を分けて設定します。

退職金(手取り)

受け取る年齢と金額を「手取り」で入力します。退職所得控除で税負担は軽めですが、金額が大きい場合は税引後の額をご確認ください。

公的年金(手取り)

額面から税金・社会保険料を引いた手取りで入力します。「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」の見込額は額面なので、その点に注意。受給開始は原則65歳。生活費にインフレ率を設定する場合は、年金も一定程度は増えるため、変動率をプラスにしておくと現実的です。すでに受給中の場合は、受給開始年齢に「現在の年齢」、金額に「現在の受取額」を入力します(変動率は受給開始年齢を起点に複利で計算されるため、過去の開始年齢を入れると受取額が実際より大きくなります)。

その他収入(手取り)期間別

企業年金・個人年金・副業・不動産収入など、給与・退職金・公的年金以外の手取り収入をまとめて設定します。

4-2. 子どもの教育

+ 子どもを追加 で、子どもの年齢と進路(幼稚園〜大学)を選びます。

これから生まれる子ども

「現在の年齢」のドロップダウンには、0歳より上に ◯年に誕生予定(翌年から3年後まで、遠い年が上)が並びます。出産予定・第2子以降の計画がある場合は、こちらを選んでください。

教育費は3歳になる年から計上されます(例:2029年に誕生予定なら2032年の幼稚園費から)。それより前の年は、一覧表の年齢欄が「—」になります。ライフイベント年表にも「子どもが誕生予定」として並びます。

ℹ️

このツールが自動で入れるのは3歳以降の教育費だけです。出産費用(出産育児一時金を差し引いた自己負担)やベビー用品などの初期費用は「一時支出イベント」に誕生予定の年で、ミルク・おむつ・保育料などの増える生活費は「基本生活費」に期間を分けて入力してください。育児休業で収入が下がる期間があれば、給与収入も期間を分けて設定します。

教育費は自動入力

文部科学省などの統計をもとに、進路に応じた平均額が自動で入ります。高校・大学は「なし」も選べます。専門学校・高専・短大など統計対象外の進路は「なし」にして、必要額を「その他支出」に入力してください。大学院は学部と同額で計算されます(入学金はゼロ)。金額を細かく調整したいときは「その他支出」で増減します。

入力した現在の年齢より前に終わっている学校段階は、選択欄そのものが表示されません(計算の対象外で、何を選んでも結果が変わらないためです)。たとえば7歳のお子さんなら幼稚園の欄は出ず、「※ 幼稚園は経過済みのため、費用に含まれません」と注記が出ます。年齢を戻せば欄も選択内容も元どおり現れます。

4-3. 支出

基本生活費期間別

食費・水道光熱費・通信費・日用品など、毎月必ずかかる生活費です。住居費・保険料・教育費は別項目で入れるので、ここには含めません。「インフレ率%」は物価上昇の目安(日銀目標は2%、控えめなら1%前後)。

特別生活費期間別

旅行・冠婚葬祭・帰省費・家具・家電など、毎月ではないが定期的にかかる支出を、年額の平均で設定します。

保険料(掛け捨て)

定期保険・医療保険・がん保険・収入保障保険など、保障だけで満期金のない保険の年間保険料です。契約ごとに名称(任意)・対象者(本人/配偶者)・払込満了年齢・年間保険料を入力します。

払込満了年齢は「その年齢に達した年から計上しない」という扱いです。保険証券の「60歳払込満了」ならそのまま60と入力すれば、59歳の年までが計上対象になります(他の欄の「終了年齢」がその年齢を含むのとは異なります)。

ℹ️

学資保険・個人年金保険・終身保険のようにあとで満期金・年金・解約返戻金を受け取る商品は、この欄ではなく「現在の資産」の中の 積立・貯蓄型商品 欄に入力します(→ 4-5)。この欄に入れると支出として消えるだけで、資産に残りません。

その他支出期間別

親の援助など、上の項目に当てはまらない支出を期間と年額で設定します。教育費を平均額から増減させたい場合の調整欄としても使えます。

4-4. 住まい

持ち家賃貸 を切り替えて入力します。

● 持ち家の場合

不動産評価額

マイホームの時価(今売るといくらか)を入力します。不動産ポータルサイトで近隣物件から推定するのが目安。わからなければ購入額か、経過年数に応じて下げた額を入れておきます。「変動率%」は評価額の年あたり増減(建物は時間とともに下落しがち。保守的には-1〜-2%)。

建築年(西暦)

物件が建てられた年(西暦)を入力します。新築で購入したなら購入年、中古ならその物件の新築年です。登記事項証明書や物件広告に「◯年◯月築」として載っています。入力すると右側に「築◯年」と自動表示され、家計の推移表にも各年の築年数が並びます。エアコン・給湯器の交換や外壁塗装などの計画を立てる目安になります(計算には影響しない表示専用の項目です)。

購入予定年(これから買う場合)

すでに所有している場合は空欄のままにします。将来購入する予定なら購入年(西暦)を入れると、その年から不動産・ローン・固定資産税などが計算に入り、それまでは「購入までの住居費(家賃)」で家賃を計上できます。頭金や購入時の諸費用は「一時支出イベント」に購入年で入力してください(入力がないとお知らせが表示されます)。

住宅ローン

すでに返済中の方は、当初の借入額ではなく「いまのローン残高」と「残りの返済期間」を入力してください。このツールは返済が計算開始年から始まるものとして計算するため、当初の借入額・当初の返済期間を入れると、負債も毎年の返済額も実際より大きく出てしまいます。

例:2016年に4,000万円・35年で借りた方が2026年から試算する場合は、2026年時点の残高(残高証明書や返済予定表で確認できます)と、残りの返済期間25年を入力します。これから購入する場合は、上の「購入年(西暦)」を入れたうえで、借入予定額と返済期間をそのまま入力してください。

金利は「期間別金利」で設定でき、固定期間終了後の金利上昇(変動移行)も再現できます。繰上返済も入力可能で、方式は「返済額軽減型(毎月の返済額を下げる)」と「期間短縮型(返済期間を縮める)」から選べます。

入力欄の見出しが 「借入額・残高(万円)」「返済期間・残り(年)」 となっているのは、この区別のためです。ローンを2件以上入れた場合も、それぞれの入力欄の真上に見出しが付きます。

ℹ️

繰上返済の金額がその年の預貯金の見込みを上回っていると、入力チェックでお知らせします(計算自体は入力どおり行われます)。

固定資産税・管理費など

固定資産税・都市計画税・管理費・修繕積立金など、持ち家の保有でかかる年間コストの合計です。インフレを見込むなら変動率をプラスに。0円のままだと、ローンを完済した年からは住居費が0円として計算されます(「持ち家は完済すればタダ」という結果になってしまいます)。基本生活費に含めていない場合は入力してください。0円のままのときは入力チェックでお知らせします。

● 賃貸の場合

家賃

開始〜終了年齢、年額の家賃、インフレ率を期間別に設定します。更新後の値上がりや、住み替えによる家賃の変化も期間を分けて表せます。

4-5. 現在の資産

預貯金

普通預金・定期預金などの残高と想定利回り。普通預金はほぼ0%台、定期でも1%弱が目安。利回りがインフレ率より低いと、実質的な購買力は目減りします。

投資資産

NISAやiDeCoなどで運用中の金融資産(投資信託・株式・債券など)。「想定利回り」は期待利回りとして設定します。全世界株式なら年5〜6%が一つの目安で、株式の割合が下がるほど4%・3%などへ。iDeCo・企業型DCは、残高をこの欄に、受け取りを「その他収入」に入力します。

積立・貯蓄型商品

保険料や掛金を払い込み、あとから満期金・年金として受け取る商品をまとめて設定します。学資保険・個人年金保険・終身保険・養老保険のほか、財形貯蓄・社内預金・小規模企業共済・国民年金基金・各種共済も同じ形で入力できます。

契約ごとに「現在の積立額(解約返戻金)」「払込の期間と年額」「受取の開始年・年数・金額」を入れます。払込中の積立額も資産として計上されるため、払い込んだお金がバランスシートから消えません。受取開始年を空欄にすれば、終身保険の解約返戻金のように資産として持ち続ける形になります。受取の金額欄を空欄にすると、その時点の積立額を受取年数で割って取り崩します。

ℹ️

値動きのある iDeCo・企業型DC・NISA はこの欄ではなく「投資資産」へ。掛け捨ての保険料は「保険料(掛け捨て)」へ入力します。

その他資産

自動車・会員権・美術品など、金融資産ではないが換金可能な資産。可能なら下取り・買取査定の金額を入力します。

4-6. 一時支出イベント

ライフイベント

マイホームの頭金・車の買い替え・リフォーム・海外旅行など、一時的にまとまった支出がある年と金額を入力します。名称(任意)を入れると、ライフイベント年表やPDFにその名前で表示されます。

金額をマイナスで入力すると、一時的な収入として扱われます(相続・保険金・車の売却など)。

4-7. 資産移動・目標預貯金

「資産移動(資産形成&資産取り崩し)」は、預貯金と投資資産の間でお金を動かす設定です。少し上級者向けですが、ここを使うと「積立投資」や「老後の取り崩し」を表現できます。

資産移動

金額がプラスなら「預貯金 → 投資資産」(=積立投資)、マイナスなら「投資資産 → 預貯金」(=取り崩し)を表します。

目標預貯金額(期間別)

各時点で確保しておきたい預貯金の目標額です。これを上回る分は自動で投資へ、下回る分は投資から取り崩して補います。資産形成期は生活防衛資金などの確保額を、年金生活期は「赤字ON」にして取り崩し額の数年分(ダム資金)を設定するのがおすすめ(標準5年、より保守的に7年・10年も可)。

目標預貯金と資産移動の関係

目標預貯金額を設定した期間は、目標を満たすように資産移動が自動で計算されます。その期間に「資産移動(年ごと)」へ手入力した金額は使われません(目標預貯金が優先)。目標を設定していない期間は、手入力した資産移動がそのまま使われます。実際に動いた金額は、家計の推移表の「資産移動」の行で確認できます。

投資資産が尽きて目標を維持できなくなった年からは、一覧表の目標額に「※」が付きます。

ℹ️

取り崩しの途中で投資資産が尽きてしまう場合は、「○○年で投資資産が足りなくなります」というお知らせが表示されます。表示されたら、支出・収入・利回り・目標額などの前提を見直してみましょう。

4-8. 親(父母)の年齢(任意)

親の年齢

+ 親(父母)の年齢を入力 から、ご自身・配偶者の父母の年齢を入力できます。家計の推移表の年齢欄に一緒に並ぶので、介護が始まりそうな時期、実家の片づけや帰省、相続が起こりうる時期などを、西暦と本人年齢の同じ軸の上で見当づけられます。収支や資産の計算には一切影響しません(入力した方だけが表示されます)。

4-9. シミュレーション期間

計算年数

画面上部ツールバーの左端 📅 期間 で、何年先まで計算するかを選びます。通常は30年後までで十分ですが、より長く見たい方のために50年後まで・本人が100歳まで・任意の年数も選べます。⛶ ワイド表示 で入力欄を隠しているあいだも操作できます。

4-10. 入力チェック(メッセージ)

入力に気づきにくい問題があると、結果エリアの上にその場でメッセージが表示されます。計算は続きますが、結果の読み方が変わることがあるので確認してください。同じ種類のメッセージが何件も出るときは、1件だけ表示して「(ほか◯件)」とまとめます。

主なメッセージ意味
本人の現在の年齢が未入力です年齢を基準に収入・支出の期間を判定するため、入力しないと計算できません
基本生活費が◯歳までしか入力されていませんその先の年は生活費0円として計算され、資産が実際より多く見えます
◯◯(◯歳〜◯歳)は、計算開始時点の年齢より前に終わっています/計算期間より後に始まります入力しても1円も計上されない行があるときのお知らせ。収入・生活費・住居費・退職金・年金・保険料など全項目を、期間の前後どちらの方向についても見ています
◯◯は計算開始年より前のため計上されません過去の西暦を入れたイベント・資産移動・目標預貯金は使われません
◯◯の期間が逆転しています開始が終了より後になっている行。その期間は計上されません
目標預貯金の期間が重複しています重なった年は先に入力した行だけが使われます(単一の目標額を指定する欄のため)
払込満了年齢が未入力ですその保険契約の保険料は計上されません
繰上返済(◯年・◯万円)は、その年の預貯金の見込みを上回ります実行するには投資資産などの取り崩しが必要、というお知らせ(計算は入力どおり行われます)
マイホームの「固都税・管理費等」が0円のままですローン完済後の住居費が0円として計算されます
不動産の購入年に一時支出イベントが入力されていません頭金・諸費用の入れ忘れの可能性(全額ローンなら入力不要)
資産移動のうち ◯年 は目標預貯金が設定されているため使用されませんその期間は目標預貯金が優先されます(→ 4-7)
ℹ️

収入・生活費・住居費などで期間が重なっている場合は、重なった行がすべて合算されます(以前は先に入力した行だけが使われていました)。「家賃収入」と「ローン返済分の相殺」のように性質の違う金額を分けて入力しても、両方が正しく計上されます。重複のお知らせが出るのは、単一の目標額を指定する「目標預貯金」だけです。

SECTION 05

結果(グラフと表)の見方

入力エリアの下に、2つのグラフと1つの一覧表が表示されます。ここが「ライフプランの答え合わせ」です。

2つのグラフ

① 年間収支の推移

その年の「収入−支出」を棒グラフで表します。プラスならその年は黒字、マイナスなら赤字です。教育費のピークやリタイア後など、赤字になりやすい時期がひと目でわかります。

② 資産残高の推移

預貯金・投資資産・不動産などの残高の積み上がりを表します。このグラフが将来にわたってマイナスに沈まないかが、もっとも大事な確認ポイントです。

2つのグラフの「節目」マーカー

年間収支・資産残高の両方のグラフには、退職金の受取・公的年金の受給開始・住宅ローンの完済・給与収入の終了・教育費の負担終了・住宅購入・子どもの誕生予定・一時支出が起きる年に、縦の点線と短いラベル(「退職金」「年金開始」「ローン完済」など)が入ります。残高の山や谷がどの出来事と重なっているかを、年表に戻らずにグラフの上で読めます。年間収支の段差(給与終了・年金開始・退職金など)も、どの出来事によるものかがその場で分かります。配偶者の節目がある試算では、本人の分に「(本)」、配偶者の分に「(配)」が付き、「退職金(本)」「退職金(配)」のように見分けられます(配偶者がいない場合や、ローン完済・教育費終了など人に紐づかない節目は無印です)。同じ年に複数あるときは「退職金(配)ほか」のようにまとめて表示し、マウスを乗せる(スマホはタップ)と、その年の出来事がすべて出ます。

スマホでは、ラベルの代わりに番号付きの丸が付き、資産残高グラフのすぐ下に「① 2038年(54歳)退職金」のような凡例が並びます(番号は2つのグラフで共通なので凡例は1つです)。資産残高グラフ見出しの右の ☑ 節目を表示(両グラフ) を外すと、両方のグラフから点線とラベルが消えます(この画面を開いている間は設定が保たれます)。年表と同じ情報源から作っているので、両者が食い違うことはありません。

ライフイベント年表

入力内容から、子どもの誕生予定・入学・卒業、退職金の受取、公的年金の受給開始、住宅の購入・ローン完済、保険料の払込終了、一時支出イベントなどを自動で抜き出し、西暦と年齢の軸で時系列に並べます。上のボタンで区分ごとの表示・非表示を切り替えられます。

いちばん右の 「試算からわかる節目」 だけは、入力した予定ではなく計算の結果から出てくるものです。次の項目が並びます。

節目意味
年間収支が初めて赤字に収入より支出が多くなる最初の年(初年度から赤字なら「当初から年間収支が赤字」)
教育費のピーク/最終年/負担が終了教育費がいちばん重い年と、終わる年
純資産のピーク資産−負債がいちばん大きくなる年
預貯金が底をつくこれ以降は投資資産などの取り崩しが必要になる年
金融資産が尽きる/純資産がマイナスに転じるもっとも重い警告。前提の見直しが必要です

財務チェックパネルのカードが「いつ起きるか」を1点で示すのに対して、年表ではほかの予定との前後関係が読み取れます。たとえば「預貯金が底をつく年が、子どもの大学入学と重なっていないか」といった確認ができます。

家計の推移表(一覧表)

1年ごとの数字は「キャッシュフロー/資産・負債一覧表(万円)」にまとまっています。表の上のボタンと、その下の「表示する項目」で見え方を調整します。

ボタンはたらき
家計の推移表2つのグラフの全項目を1つの表にまとめて表示(通常はこちら)
住宅ローン明細適用金利・利息・元金・返済額・ローン残高・繰上返済額(ローン設定時のみ表示)
⛶ ワイド表示入力欄を一時的に隠して、表を画面いっぱいに広げる
⇄ 西暦=横表の縦横を入れ替える(西暦を横に並べる/縦に並べる)

「表示する項目」では 家族構成と年齢 収入 支出 年間収支 資産・負債 資産移動 のグループを個別に開閉できます。必要な部分だけ開くと、横に長い表も読みやすくなります。

財務チェックパネル(結論と4枚のカード)

結果エリアのいちばん上、グラフより前に置かれているのが財務チェックパネルです。グラフや表を読み解かなくても、ここだけで結果の要点がつかめるようにしてあります。

先頭は結論の1文です。金融資産(預貯金+投資資産)が底をつく試算なら、その年齢と西暦をはっきり述べます。底をつかない場合は、いちばん少なくなる時期と金額、そして期間末の金額を述べます。いったん回復したあと、期間末に向けて再び減っていく形のときは、回復のピークと期間末の両方を示します(「その後いったん2,724万円(62歳・2046年)まで回復しますが、そこからは再び減り続け、期間末(2056年・72歳)には681万円になる見通しです」)。減っていく途中で計算期間が終わっている場合、期間を延ばすと結果が大きく変わることがあるので、📅 期間 を長くして確かめてみてください。

続いて状態の見出し(✅ 良好/🔔 注意/⚠️ 要注意)と、4枚のカードが並びます。

カード内容
収支が初めて赤字になる時期年間収支(収入−支出)がマイナスになる最初の年。赤字の年数と最大赤字額も表示
金融資産の最低値預貯金+投資資産がいちばん少なくなる金額とその時期
預貯金が底をつく年これ以降は投資資産などの取り崩しが必要になる、という時期
金融資産が底をつく年預貯金+投資資産がマイナスになる最初の年。もっとも重い警告

金融資産が底をつく試算になったときは、青い枠でその他資産・積立貯蓄型商品の残高が示され、売却・現金化で手当てできる見込みかどうかも表示されます(不動産についても1文で触れます)。

⚠️

これらは「この前提のままだと資金が足りなくなる可能性がある」というサインです。慌てず、収入・支出・取り崩し・リタイア時期などを調整して、再度結果を確認しましょう。

足りない分を埋めるには(見直しの目安)/余裕の目安

家計の推移表の下(「もし暮らし方を変えたら?」の上)に、結果に応じてどちらか一方の見出しで表示されます。金融資産が底をつく試算のときは、財務チェックパネルの末尾のリンク「▼ 足りない分を埋めるには(見直しの目安)を見る」からも移動できます。どちらも計算期間の途中も末も、金融資産(預貯金+投資資産)がマイナスにならないという条件で逆算しています。期間末だけでなく、教育費の山などで途中に落ち込む年もきちんと条件に入っています。

表示内容
足りない分を埋めるには金融資産が底をつく試算のとき。自分で決められる4つの見直しについて、いずれか1つだけを行った場合に必要な大きさを示します。
・基本生活費を減らす(月あたり約◯万円)
・手取り収入を増やす(副業など。給与のある期間に月あたり約◯万円)
・働く期間を延ばす(本人・配偶者とも、最後の給与額のまま◯年)
・年金の受給開始を遅らせる(本人・配偶者とも◯年。額は年8.4%増、75歳まで)
上限まで動かしても足りないものは、「◯年延ばしても約◯万円足りません」と不足額を示します。ほかの見直しと組み合わせる目安にしてください。
余裕の目安金融資産がマイナスにならない試算のとき。「基本生活費を月あたり約◯万円増やしても、途中も末もマイナスになりません」という余裕の幅を1行で示します。これはマイナスにならない限界の目安であって、使ってよい金額という意味ではありません。また、計算期間の中だけを見た目安なので、その先も生きる場合は期間を延ばすとマイナスになることがあります。

それぞれの行には「いちばん厳しい年」(金融資産がいちばん少なくなる年齢・西暦)を添えています。老後ではなく末子の大学時代が効いている、といった気づきにつながります。

ℹ️

利回りや物価のように自分で決められない前提は、見直しに含めていません(それらの影響は「もし前提が外れたら?」で確認できます)。「働く期間を延ばす」は最後の給与額が続く前提、「年金の受給開始を遅らせる」の手取りは税・社会保険料のぶん額面ほどは増えないことがあります。余裕の目安はあくまでいまの前提での余裕で、前提が少し外れると縮みます。

SECTION 06

便利な機能

基本操作に慣れたら使ってみたい、一歩進んだ機能です。

入力の自動保存と復元

入力した内容は、お使いのブラウザの中に自動で保存されます。ページを閉じたり再読み込みしたりしても、次に開いたときには前回の入力が復元され、画面の上に「💾 前回の入力内容を復元しました」という帯が出ます。

帯の 閉じる を押すと帯だけが消え、入力はそのまま残ります。まっさらな状態から始めたいときは ✕ 破棄して最初から を押してください。保存された内容が消え、入力が空になります。

ℹ️

自動保存されるのは入力欄の内容だけです。次の「一時保存3パターン」に保存したシナリオは対象外で、ページを閉じると消えます。また、この保存はお使いのブラウザの中だけに残るもので、別の端末や別のブラウザには引き継がれません。共有・長期保存には「共有URL」か「PDF出力」をお使いください。

保存・復元(一時保存3パターン)

画面上部ツールバーの 💾 シナリオ一時保存・比較 ▸ を押すと開きます。いまの入力内容に「基本シナリオ」などの名前をつけて 💾 保存 でき、あとで入力を変更しても 📂 復元 で元に戻せます。最大3パターンまで保存できます。

最初のパターンを保存すると開いたままになります(中身が見えないまま失わないようにするためです)。じゃまなときは右上の「閉じる」で畳めます。畳んでいる間は、ツールバーのボタン上に「2件保存中」のように保存件数が表示されます。

⚠️

一時保存は、この画面を開いている間だけ有効です。ページを再読み込みしたり閉じたりすると消えます。残しておきたい内容は「共有URL」または「PDF出力」で保存してください。

URL読込(共有URLをパターンに取り込む)

各パターンの 🔗 URL読込 を押すと貼り付け欄が開きます。共有URL(または共有コード)を貼って「読み込む」を押すと、そのパターンに取り込まれます。入力欄にも反映するかどうかは読み込み時に選べます(入力がまだ空なら、そのまま反映されます)。別々に作ったプランを1画面に集めて比較したいときに使います。

シナリオ比較

保存した内容が2パターン以上になると、シナリオ比較が使えるようになります。一覧表の下に、複数プランのグラフや結果を並べて比較する表示が出ます。「持ち家 vs 賃貸」「繰上返済する vs しない」などの違いを確かめるのに便利です。

💡

使い方の例:①現状を「基本」で保存 → ②住まいを賃貸に変えて「賃貸案」で保存 → ③比較表で2つの資産残高を見比べる。

もし暮らし方を変えたら?(効果の大きさ)

「足りない分を埋めるには」の下(「もし前提が外れたら?」の上)に常に表示されています。「基本生活費を月1万円減らす」「本人が3年長く働く」など、自分で決められる変え方を、いまの入力に1つずつ当てはめて結果を並べます。数字はすべていまの入力での結果との差(プラスなら結果が良くなる方向)で、変化の大きい順に並びます。

変えること当てはめ方
基本生活費を月1万円/月3万円減らす全期間の基本生活費を一律に減らします
本人が1年/3年長く働く本人の最後の給与期間を延ばします(最後の給与額のまま)
公的年金を3年繰下げる本人・配偶者とも受給開始を3年遅らせ、額を年8.4%ずつ増やします(75歳まで)
毎月1万円を積立投資に回す今年から本人の給与終了年まで、預貯金から投資資産へ年12万円移します(想定利回りで運用。目標預貯金を設定している期間は目標が優先され、使われません)
住宅ローンを100万円繰上返済今年、期間短縮型で100万円返します(ローン未入力なら表示されません)
特別生活費を年10万円減らす全期間の特別生活費を一律に減らします

指標は金融資産の最低値の変化(預貯金+投資資産が計算期間中でいちばん少なくなる金額がどれだけ変わるか)と期間末の純資産の変化です。金融資産が底をつく試算のときは、底をつく年の変化(「77歳 → 尽きなくなる ✅」のように表示)も並びます。最低値の変化が「0万円」で期間末だけ変わる行は、いちばん少ない時期より後に効くものです。

資金が足りている場合は「余裕を使う場合」も並びます

計算期間を通じて金融資産がマイナスにならない試算のときは、減らす方向だけを並べても判断しにくいため、表が2つに分かれます。

内容
💰 余裕を使う場合基本生活費を月1万円/3万円増やす、旅行などの特別生活費を年10万円増やす、本人が1年/3年早く仕事を辞める、公的年金を3年繰上げる(60歳が下限。減額は1か月0.4%=年4.8%、最大24%)。「この期間内はマイナスにならないか」の欄があり、その場合でも金融資産がマイナスにならないかを ✅/⚠️ で確かめられます(判定は計算期間の中だけを見たものです)。
🛟 もっと備える場合生活費を減らす・長く働くなど、上の8つの変え方です。
ℹ️

どれも選ばず、そのまま備えとして残すのも選択肢の一つです。表は「こうすべき」という提案ではなく、変えたときに結果がどう動くかの目安です。なお、計算期間が短いと年金の繰下げは不利に、繰上げは有利に見えます(繰上げの減額は生涯続くため、📅 期間 を延ばすと結果が変わります)。

💡

各行の1列目にある パターンに保存 を押すと、いまの入力その変え方を当てはめた状態がシナリオ一時保存の空き枠に入り、そのままシナリオ比較で並べて見られます(空き枠が足りないときは案内が出ます)。

※ 画面の幅が狭いときは「変化の大きさ」の棒グラフ列が省かれます(棒は数値と同じ情報を目で見えるようにしたものなので、読み取れる内容は変わりません)。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

ℹ️

「繰上返済」は今年の預貯金から支払う前提です。利回りや物価など自分で決められない前提の影響は、次の「もし前提が外れたら?」で確認します。

もし前提が外れたら?(結果のブレ幅)

「もし暮らし方を変えたら?」のすぐ下に常に表示されています(折りたたみはありません)。投資利回り物価の上がり方寿命(計算する年数)の3つを少し動かすと、最終結果がどれだけ変わるかを示します。振れ幅が大きい前提ほど、結果がその前提に強く依存しているということ。「この計画はどの仮定に脆いのか」を把握でき、相談の場での説明にも役立ちます。

動かす前提動かし方と、動かすもの
投資利回り±1%。投資資産の想定利回りだけを動かします
物価の上がり方±1%。基本生活費・特別生活費・教育費のインフレ率を動かします(収入・住居費・その他支出は動かしません)
寿命(計算する年数)±5年。計算する年数を動かします

投資利回りの行には、「前提」の欄に いまの入力値(例:いま 5.0%)が併記されます。いちばん下の「2つを同時に動かした場合」の表も、行見出しは増減幅ではなく実際の利回り(4.0%/5.0%/6.0%)で並んでいるので、いくつにしたときの結果なのかがそのまま読み取れます。

💡

寿命の行は、とくに注意して見てください。「+5年」で金融資産がマイナスになるなら、それは計算期間を長くとれば資金が尽きるということです。📅 期間 を延ばして確かめてみましょう。

共有URL(保存・共有)

ツールバーの 🔗 共有URLを発行 を押すと、いまの入力状態を含んだURLが作られます。そのURLを開くと入力が再現されるので、誰かと共有したり、控えとして残したりできます。

ℹ️

共有URLは将来の仕様変更で使えなくなる可能性があります。確実に記録を残したい場合は、次の「PDF出力」をご利用ください。

PDF出力

結果エリアの先頭にある 🖨️ PDF出力 で、入力条件とシミュレーション結果をPDFファイルに保存できます。ご家族や専門家との相談資料、記録の保存に最適です。資産残高グラフの節目マーカー、「足りない分を埋めるには/余裕の目安」、「もし暮らし方を変えたら?」の表(資金が足りている場合は「余裕を使う場合」と「もっと備える場合」の2つ)もPDFに載ります。シナリオ比較の状態からは、比較レポートのPDFも出力できます。各ページには会社ロゴが入ります。

計算開始年を進める(昨年の入力を今年基準に)

ツールバーの 🕑 年を進める ▸ を押して開き、「計算開始年を1年進める…」を押すと、昨年入力・共有した内容を今年基準に更新できます。全員の年齢を+1し、過去になった初年度を計算から外して最終年を1年延長、住宅ローンの残高・残存期間や不動産評価額も1年後の値へ自動更新します。プレビューが出たあと、もう一度確定ボタンを押して初めて適用されます(プレビュー後に入力を変えた場合は、最新の内容で作り直されます)。

ℹ️

預貯金・投資資産などの残高は自動では変わりません。実際の残高に手で更新してください。

入力ガイド・サンプル・クリア

🧭 はじめての方向け 入力ガイド は質問形式で主要項目を入力できるモードです(完了するとそれまでの入力は上書きされます)。▶ サンプルデータを入力 でモデルケースを読み込み、✕ クリア で入力をまっさらに戻せます。いつでもやり直せるので、安心していろいろ試してください。

SECTION 07

よくある質問

つまずきやすいポイントをまとめました。

金額は「手取り」と「額面」どちらで入れますか?

収入(給与・退職金・年金・その他収入)はすべて手取りで入力します。税金・社会保険料を引いた、実際に使える金額のことです。年金の「ねんきん定期便」の見込額は額面なので、手取りに直して入力してください。

すべての項目を入力しないといけませんか?

いいえ。当てはまらない欄は空のままで構いません。まずは本人の年齢・収入・基本生活費・預貯金だけでも結果は出ます。必要な項目から少しずつ足していきましょう。

年齢によって収入や生活費が変わります。どう入れますか?

各項目の + 期間を追加 を使い、年齢の区切りごとに分けて入力します。例:「42〜59歳は給与480万円、60〜64歳は360万円」のように複数の期間を設定できます。

これから生まれる子どもの分も入れられますか?

入れられます。+ 子どもを追加 のあと、「現在の年齢」のドロップダウンで、0歳より上に並んでいる ◯年に誕生予定 を選んでください(翌年から3年後まで)。教育費は3歳になる年から自動で計上されます。出産費用は「一時支出イベント」に、増える生活費は「基本生活費」に、それぞれ入力してください。

住宅ローンは、当初の借入額を入れるのですか?

いいえ。すでに返済中の方は「いまのローン残高」と「残りの返済期間」を入力します。このツールは返済が計算開始年から始まるものとして計算するため、当初の借入額・当初の期間を入れると、負債も毎年の返済額も実際より大きく出ます。2016年に4,000万円・35年で借りた方が2026年から試算するなら、2026年時点の残高と残り25年です。これから購入する場合は、「購入年(西暦)」を入れたうえで借入予定額と返済期間をそのまま入力してください。

収入や生活費の期間が重なってもいいですか?

問題ありません。収入・生活費・住居費・その他支出などは、期間が重なっている行をすべて合算します。たとえば「給与480万円(42〜59歳)」と「家賃収入60万円(42〜59歳)」を別々の行に入れれば、合計540万円として計上されます。ただし「目標預貯金額」だけは、単一の目標額を指定する欄なので重複できません(重なるとお知らせが出て、先に入力した行が使われます)。

資産残高がマイナスになりました。どうすれば?

その前提のままでは資金が不足する可能性がある、というサインです。収入を増やす・支出を見直す・リタイア時期を遅らせる・投資資産の取り崩し方を変える、などを試して再計算してください。前提を変えながら現実的な着地点を探すのがこのツールの使い方です。

「資産移動」と「目標預貯金」の違いは?

「資産移動」は預貯金と投資資産の間でお金を動かす設定です(プラスで投資へ、マイナスで取り崩し)。「目標預貯金額」は各時点で残しておきたい預貯金額で、これを設定した期間は、目標を満たすように資産移動が自動で計算されます(その期間に手入力した資産移動は使われません)。目標を設定していない期間は、手入力した金額がそのまま使われます。

入力した内容を保存できますか?

入力欄の内容は自動でブラウザに保存され、次に開いたときに復元されます(画面上部に「💾 前回の入力内容を復元しました」と出ます)。そのうえで、意図的に残す方法が3通りあります。①画面内の 💾 保存(3パターン、同じ画面で復元。ページを再読み込みすると消えます)②🔗 共有URL(URLで再現・共有)③PDF出力(確実な記録)。別の端末に持っていきたい場合や長期保存は②か③をお使いください。

学資保険や個人年金は、どの欄に入力しますか?

「現在の資産」の中の 積立・貯蓄型商品 欄です。払込と受取をまとめて扱えて、払込中の積立額も資産として計上されます。「保険料(掛け捨て)」欄は、満期金のない保障だけの保険(定期保険・医療保険など)のための欄で、こちらに入れると支出として消えるだけになります。終身保険・養老保険・財形貯蓄・社内預金・小規模企業共済なども積立・貯蓄型商品欄です。

保険の「払込満了年齢」は、その年齢の分まで払うのですか?

いいえ。指定した年齢に達した年からは計上しません。保険証券の「60歳払込満了」ならそのまま60と入力すれば、59歳の年までが計上対象になります。他の欄の「終了年齢」がその年齢を含むのとは扱いが異なる点にご注意ください。

昨年つくったプランを、今年の分として使えますか?

使えます。共有URLで昨年の入力を開き、🕑 計算開始年を進める から「計算開始年を1年進める」を実行してください。年齢・計算期間・ローン残高・不動産評価額が今年基準に更新されます。預貯金や投資資産の残高は自動では変わらないので、実際の金額に手で直してください。

計算結果はどこまで正確ですか?

本シミュレーターは概算です。税・社会保険・制度は簡略化しており、将来の利回りや物価は誰にも確定できません。「だいたいの傾向と、前提への強さ・弱さ」を把握する道具としてお使いください。重要な判断は専門家にご相談を。

「足りない分を埋めるには」の数字どおりにすれば安心ですか?

いいえ、あくまでいまの前提での目安です。利回り・物価・寿命などが少し外れると必要な大きさも変わります。「もし前提が外れたら?」で前提の脆さを確かめたうえで、余裕を持った見直しを考えてください。また、数字はいずれか1つだけを行った場合のものです。組み合わせるときは「もし暮らし方を変えたら?」の表を目安にしてください。

「余裕の目安」の金額まで使ってよいということですか?

いいえ。あの金額は「ここまでなら計算上マイナスにならない」という限界の目安で、使ってよい金額ではありません。利回りや物価がいまの前提から少し外れるだけで余裕は縮みますし、介護や住まいの修繕など、入力していない出費が出てくることもあります。「余裕を使う場合」の表では、選んだ場合に途中も末もマイナスにならないかを ✅/⚠️ で確かめられます。そのまま備えとして残すのも、もちろん選択肢です。

SECTION 08

用語集

マニュアルに出てくる言葉を、やさしく説明します。

手取り(可処分所得)
収入から税金・社会保険料を引いた、実際に自由に使える金額。このツールの収入はすべて手取りで入力します。
インフレ率
物価が上がる割合。同じ生活でも将来は支出が増える効果を表します(日銀の目標は2%)。
利回り
預貯金や投資が1年で増える割合の目安。投資は値動きがあるため「期待利回り」として設定します。
純資産
資産(預貯金・投資・不動産など)から負債(ローン残高)を引いた、正味の財産。
繰上返済(期間短縮型/返済額軽減型)
住宅ローンを前倒しで返すこと。期間短縮型は返済期間を縮め、返済額軽減型は毎月の返済額を下げます。
掛け捨て(の保険)
満期金や解約返戻金がなく、保障だけを買う保険。定期保険・医療保険・がん保険・収入保障保険など。「保険料(掛け捨て)」欄で入力します。
解約返戻金
保険を途中で解約したときに戻ってくるお金。貯蓄型の保険は、この金額を「積立・貯蓄型商品」欄の現在の積立額として入力します。
生活防衛資金
万一に備えて預貯金で確保しておくお金。「目標預貯金額」で設定します。
ダム資金
年金生活で資産を取り崩す際、数年分(標準5年)を預貯金にためておく考え方。「赤字ON」で設定します。
財務チェックパネル
結果エリアの先頭に出る、結論の1文と4枚のカード。グラフを読まなくても結果の要点がつかめるようにしたもの。
金融資産
このツールでは「預貯金+投資資産」を指します。すぐに使えるお金という意味で、不動産・その他資産・積立貯蓄型商品は含みません。
物価の上がり方(インフレ率)
生活費や教育費が毎年どれくらい上がるかの見込み。感度分析では、この前提を±1%動かしたときの影響を見ます。
感度分析
利回りなどの前提を少し動かして、結果がどれだけ変わるかを見る分析。前提への「脆さ」がわかります。
見直し
生活費を減らす・長く働く・年金の受給開始を遅らせるなど、自分で決められる変え方のこと。このツールでは「もし暮らし方を変えたら?」と「足りない分を埋めるには」で扱います(利回りや物価は自分で決められないので含めません)。
繰上げ・繰下げ
公的年金を65歳より早く受け取ることを繰上げ、遅く受け取ることを繰下げといいます。繰上げは1か月あたり0.4%減(60歳まで、最大24%減)、繰下げは1か月あたり0.7%増(75歳まで、最大84%増)で、増減は生涯続きます。
金融資産の最低値
預貯金+投資資産が、計算期間中でいちばん少なくなる金額。ここがマイナスなら、途中でお金が足りなくなる年があるということです。
節目マーカー
資産残高グラフに入る縦の点線とラベル。退職金・年金開始・ローン完済などの年を示します。
SECTION 09

ご利用上の注意

⚠️

本シミュレーターは概算です。税制・社会保険・各種制度は簡略化されており、将来の利回りや物価・収入は保証されません。実際のライフプランの判断にあたっては、ファイナンシャル・プランナーなどの専門家にご相談ください。

入力内容はお使いのブラウザ上で計算され、結果はその場で表示されます。大切な内容は、PDF出力で手元に保存しておくことをおすすめします。